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注意書き



音響学


この授業は『音楽の科学』という本を教科書として授業が進められました。
よって、ここでもその本の目次に沿って、音響学を紹介したいと思います。
引用した文には【 】をつけてあります。





参考図書・・・『音楽の科学』  ジョン・R・ピアース/著   村上陽一郎/訳

 1.音 と 音楽  
 2.周期性、ピッチ、波形  
 3.正弦波 と 共鳴  
 4.音階 と ビート  
 5.ヘルムホルツ と 協和音  
 6.ラモー と 和声  
 7.音を聞く器官:耳 

  8.パワー と 音量  
  9.音をマスクする  
 10.その他の聴覚現象  
 11.建築音響学  
 12.音 の 再生  
 13.分析、合成、音色  
 14.知覚、錯覚、効果  











   





1.音 と 音楽

 音楽は、身の周りにある音の種類に影響される。
 

 その中でも楽音 (音楽に使われる音。騒音等と区別するとき、こう呼ばれる) は

      1.楽器の改良。
       2.器楽家たちの腕が上達した。
       3.作曲家が新しい効果や表現方式を発達、展開させた。

 といった努力により、音の幅を広げ、それと同時に音楽の幅も広げることに成功してきた。

 ところが、19世紀末の作曲家の1部、20世紀初頭の作曲家の多くは新しく進むべき分野が見えないようだった。
そんな中、新しい音楽を作るために新しい音を探す試みが多くなされた。

 ■過去からの脱出系・・・アーノルド・シェーンベルク■

    伝統的な和声や構成を排除しようと努めた。新しい音列を発案するが、使った楽器が伝統的な物(ピアノ)だったため、
    新しい音を作るにはいたらなかった。【これは大胆さに欠ける逃避だ】

 ■過去の成功例にヒントを得る系・・・いっぱい居た、と思う。■

    過去の事例をヒントに、新しい規則作りを試みる。
    しかしながら、 (実際に対位法等を学んだことがある人にはピンとくるかもしれないが、)
     規則とは何をすべきかを示すためにあるのではなく、何をしてはいけないかを示すための物である。
    つまり、規則通りに作ったからといって、魅力ある音楽が作れるわけではない。



ちなみにピアース氏は、コンピューター音楽を推奨している。詳しく知りたい方は、本を読んで下さい。


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2.周期性、ピッチ、波形

 楽音として使われる音にはどんな法則が存在するか。
 

■周期性■

  光にも波があるが、音にも波がある。その波が空気中を伝わり、耳に届くとき、私たちはそれを音として感じることが出来る。 その中で、楽音と呼ばれる種類の音(特に、ピアノで使われているような音を想像して下さい。)は規則正しい振動を繰り返す という特徴を持っている。
  例えばピアノの弦を1つ選んで叩いたとき、強く叩こうが、弱く叩こうが、1秒間の振動数はどちらも同じである。

■ピッチ■

  ピッチとは耳で感じ取った音の高さを言う。
  このピッチは音の1秒間の振動数が少ない時には低く聞こえ、振動数が多くなるほど高く聞こえる。
ちなみに1点ラの音は440ヘルツ(1秒間に440回振動する)である。

■波形■

  音波は当然の事ながら、目では見ることが出来ない。耳で振動を聴きとることも難しい。
伝わり方は一方向のみでなく、全ての方向に(球体状に)広がる。



教科書では、これらの現象の検証法や計算式の解説が詳しく述べられている。


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