そもそも、フランス文学を選択した理由は、
ショパンやドビュッシーがフランスで活躍していたからでした。
その時代、どんな作家が活躍していたかというと、ヴィクトル・ユゴーやジョルジュ・サンド。詩人ではボードレールやヴェルレーヌ
といった人々でした。その中でもフランスでは必ず教科書に載っているという、バルザックのゴリオ爺さんについて
書いてみようと思います。
授業で触れる事が出来るのはあくまで1部分だけ。全部の内容を知りたくて、図書館で借りて読んだ所によると
以下の通り。紙芝居を見るようにお読み下さい。
1.ゴリオさんには奥さんと娘が2人いました。
2.しかし、奥さんは早死にしてしまい、その分2人の娘を溺愛しました(というより、甘やかしてしまいました)。
3.ゴリオさんは商人でしたが、娘には貴族に劣らない教育をつけました。
4.娘2人は美人だった事もあって、それぞれ貴族の人と結婚しました。
5.ところがゴリオさんには教養やマナーがないので、次第に疎まれます。
6.そのくせ娘達は、お金の無心にはちょくちょく来ます。
7.ついにはスッカラカンになり、年金まで取り崩してしまいます。
8.お葬式には娘2人は来ることが出来ませんでした。
と書くと、とんでもない話のようですが、その国、その時代の社会状況を良く知る人は、また違う読み方をするのかも知れません。
このゴリオ爺さんは「父性のキリスト」と呼ばれているそうですが、お互いのエゴイズムのぶつかり合いをえがいているようにも
思えるのです。
ちなみにこの教科の試験は、事前に今まで授業で触れた作品の中から1つ選び、簡単で短いレポートを
用意しておき(あくまで頭の中に)、試験時にそれを書くというものでした。
この時フランス文学を担当していた先生がとってもすてきな方で、その先生の影響もあって、次の年にはフランス語の授業も
とりました。

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